お彼岸のお墓参り

去年は親戚が集まってのお墓参りはコロナで見送りとなり、秋のお彼岸に1人でお参りしました。今日は春のお彼岸で次男とお参りをしようと実家へ出かけましたが、雨のためお参りには行けませんでした。それでも、お仏壇にお線香を供えて手を合わせるだけでもいいものです。

お仏壇に過去帳があったのでちょっと見てみました。江戸時代から明治頃では、3歳とか5歳で亡くなっている子どもがたくさん載っていました。大人でも50歳、60歳で亡くなっている人が多いです。祖父、祖母、祖父の弟、父…知っている4人も載っていました。そうやって繋がってきたんだなあと思うとじ~んときました。

実家のお仏壇の隣にはお不動さんの軸がかけてあります。私が物心ついた頃にはありました。「悪いことをしないか見ていてください」と手を合わせたのを何となく覚えています。今、自宅にはお仏壇も神棚もありません。宗教がどうとかではなく、できればあった方がいいと思うけど…夫の実家にもどちらもないので、難しいかな…

ところで、日本では火葬されてお墓に入るけど、アメリカのドラマを見ていると、土葬かなと思う場面が出てきます。祖父が亡くなった時は、墓地に大きな穴を掘って、棺のまま降ろしていた風景が目に焼き付いています。

いつお墓に入ることになるかわからないから、生きているうちに考えないといけないと思います。こんなお墓にしてほしい、こんなお葬式にしてほしい、持ち物をどう処分してほしいと…残された人が迷わないように、周りから責められないように、ちゃんと方向性を決めて、必要なお金を残しておく。でもこれは理想かな…

集めた絵本や煎茶のお道具など、それほど値打ちはないけど大切なもの…どのみち行先は決まったようなものです。