ずっと雨

田村正和が亡くなりました。銀幕の中ではいつまでも輝いている俳優も年をとり亡くなっていくんだなと思うとちょっと虚しい気分になりました。病気で弱っている姿でカメラの前に出る俳優もいれば、田村正和のように一年以上姿を見ないうちに亡くなっていたというのもありかな。本人も俳優として静かにフェードアウトしたいと思っていたらしいです。

たくさんの名優がなくなっていき最近は誰がいないのかわからなくなっています(T_T)

 

東京五輪世論調査で6割が中止と答えたとか。日本とIOCのどっちが中止を言い出すのかなすり合いになってるんじゃないのかな。言い出しっぺが非難を浴びるのもおかしい話だけど、そういう構造になっているなあ。国民の大事な命が醜い争いに巻き込まれてる感じがします。IOCの会長の来日は延びに延びて7月になったらしい…

 

今日で六日連続の雨。

未明から暴風雨で「ざあざあ」じゃなく「どぉーっ」って降って怖くて何回も目が覚めました。高い場所にあるからここで水害はないけど、どこかでだれかが濁流に飲まれているような景色が頭に出てきて恐ろしかった(>_<)

外の多肉植物たちは軒下だから大丈夫だったけど、植木鉢が泥の跳ね返りでドロドロ!

 

実家からもらって帰ってつるバラを植えた鉢から妙な白いキノコがにょきにょき出てきてびっくり!生協で買った花の土に菌が入ってたのかな…毎日キノコ退治中です。つるバラは全然伸びてないけど大丈夫かな… 

 

また映画!!

エデンの東」East of Eden

ジェームズディーン主演

映画の始まりにOVERTURE(序曲)とテロップが出て、荒波の景色が数分くらいも続いたのには驚いてしまったけど、これから始まるストーリーを想像したり、日常から映画の世界へ誘われるようなこの数分は大事だと思います。(だからやっぱり映画は劇場で見なくちゃ!)

厳しくまじめな父親から疎まれ、兄と比べられる思春期の男の子、死んだと思わされていた母親が街で男相手の店を営業していると知って会いに行くという愛情に飢えた微妙な役どころ。ちらっと見せる寂しそうな表情がうまいなあ(^.^)

セリフの中に「愛されないことは人生最悪の悲劇」「何かを求められることは自信を与える」とありました。確かにそのとおりだと思います。愛情はギブ&テイクです。

 

 「野生の証明」高倉健 薬師丸ひろ子主演。他にも松方弘樹丹波哲郎、田村高広など。街を牛耳るヤクザ企業の一人息子を溺愛する闇の権力者に三国連太郎。やんちゃで浅はかな不良どら息子に舘ひろし、情熱ある刑事役夏木勲。昔の映画っていい配役だと思います。

難しい話で見終わってスッキリでも幸せでもなく何だったんだ~という感じ。殺し合うシーンばかり見てると嫌になってきます。自衛隊が隊員同士殺し合うシーンとか一般市民を殺すシーンとかばっかりの映画をよく許可したなぁと思います。

途中で、one year laterを直訳したのか「一年たった」という間の抜けたテロップが出ておかしかった。画面に登場したインスタントコーヒーはmaxwell BLENDYでした。こういうところに目が行きます。

角川春樹は昔、神谷明オールナイトニッポンに出ていてよく聞いていました。どういう経歴の人だったのか良く知らないけどラジオの中では俳人として登場していました。

主題歌を歌う町田義人の歌声は心地よくちょっと切なさを感じました。

 

 「カジノ」マーティン・スコセッシ監督(イタリア移民でマフィアが牛耳る移民地区出身)

Once upon a time in Americaと同じくロバート・デニーロジェームズ・ウッズが共演。シャロン・ストーンは美しすぎる…はまり役です。

砂漠の真ん中に作られた街ラスベガス。産業のない砂漠を潤すにははこれしかない。日本でも計画されているIR.今は海外からの観光客も平和に旅行できるけど、映画当時はお金と犯罪とマフィアの世界だったようです。難しい経過もありそう…

信頼関係と敵対関係は紙一重じゃないかな…どこに拠り所があるのか、何を信じたらいいのか…昨日は味方、今日は敵の世界です。