緊急事態宣言のため石楠花girlsの例会が中止になったのでメンバーのMさんとOFF例会のハイキングに行きました。加茂駅→バスで浄瑠璃寺→石仏巡り→岩船寺→バスで加茂駅の行程でした。
里山を歩くのは本当に気持ちがいいです。今日は梅雨の中日で空は真っ青でした。
浄瑠璃寺は20代の頃、職場の上司に教えてもらい始めて拝観しました。細い道路を分け入った山里に突然現れた浄瑠璃寺。名前も素敵で別世界に迷い込んだような気がしたのを今でも覚えています。
阿弥陀堂に並ぶ九体の阿弥陀さま。初めてみた時はしばらく動けなくてかなり長い時間座っていたと思います。それからの1年間に毎月通って境内の写真を撮りました。その写真どこかにあると思うんだけど…
約30年振りに阿弥陀堂に入りじっと座っていると長い年月のいろいろが浮かんできてよく今まで生きてきたなぁ…思わずほろっとなりました。阿弥陀さまにはそういうお力があるようです。
真ん中の中尊像が修理でお留守でしたが代わりに大日如来像を拝観できました。
東の三重塔は青もみじの木々の中に浮かんでいるようで美しい光景でした。門前の陶器屋さんには面白いものがありすぎて時間かかりそうだったので次の機会に送りました。堀辰雄の「浄瑠璃寺の春」に『通り過ぎてしまいそうだった』とあるようなそんなお寺に九体阿弥陀さまがおられる、それだけで近くに住みたいと思います。
石仏巡りのハイキングも懐かしく面白かった(#^^#)
こんな石仏は誰が彫ったのかな…農作業をしている農民をずっと見守ってきたんだろうな。
岩船寺では門をくぐって顔を上げると目の前に三重塔が現れ息を飲むという感じでした。ガラスコップのつつじが綺麗でした。紫陽花の季節にまた来たいと思います。
本堂には平等院より大きそうな阿弥陀さまと四天王像が、裏にはかわいい十二神将に秘仏の特別公開。見ごたえがありました!(^^)!
バスで加茂駅に戻り「大佛汽茶」というカフェで番茶スコーン&バニラアイスをいただき紅茶の茶葉を買いました。ご主人のこの辺りの歴史話がとても面白かったです。
楽しいハイキングのはずが帰りの車中で長男が弟とのもめ事で飛び出したことがわかり心配でおろおろ…どこにいるのか心配はしつつも「きっと自分で考えて行動しているはず」と思うしかない私。夫に責められ出口のない闇の中にいるようです。
これまでの自分を繰り返し糾弾されるって辛い。確かにバタバタと何十年やってきて一貫性がなく、だから子どもがこうなったと言われればそうかもしれません(T_T)。
浄瑠璃寺門前で買ったお地蔵さんを眺めて気を取り直そうと思います。