ルーティンのいくつかを昨夜済ませておいたのでほっこりの朝でした。
Kちゃん送りから帰って『麒麟がくる』を見ました。壺の値を見定めている松永久秀のセリフに『物にはもともと値打ちがあるのではない。物の値打ちは人が決めるのだ。わしが名器と言えば名器になる』とありました。『人が必要とすれば価値がでる』これは室町将軍に対して…ひいていえば、戦国の世の武将たちはその氏に価値があるのではなく民衆が必要とするかどうかにある、ということなのかな(o^^o) 頼朝や尊氏の時は源氏の血筋で人を集めたけど、新しい世はそうではないと…既存の価値を壊す下剋上なのだと…血筋に甘んじていられない大きな変化の時だったんだ!今更ながら!
午前はヨガでした。お隣のTさんのご主人が山歩きをされるとのことで楽しいお喋りができてhappyでした。帰りは元気なMさんのお喋りを聞いていて、私もそんなふうに考えられたら良かったなぁと昔を思い気分が沈みました。
午後はステンドグラスで作ろうとしているペン立てのガリガリ作業に1時間、大河ドラマ『義経』に1時間半、そのあと『平家物語』を最後まで読みました。壇ノ浦のあとのさまざまな出来事には哀しい寂しい気持ちになります。安徳天皇や平知盛はじめ平家方の人々の入水、宗盛や重衡たちの斬首、梶原景時のざん言により追われる身となった義経、平家の残党狩り、建礼門院の大原隠棲…
思えば頼朝の旗揚げ以来、その時々でうまく両雄を操ってきた後白河法皇…平家を討てといい、義仲を討てといい、義経を討てといい…結局源平の武将たちは法皇の命令だから争うことになったわけで、当事者同士にはどれほどの憎しみや対抗心があったのだろう…
東国の源氏、西国の平家、奥州の藤原…それぞれが栄えるようにうまくできなかったものだろうか(^_^*)
それにしても幾度の弁明にも応えてもらえず、景時のざん言を信じた頼朝に追われることになった義経…どんなに辛く苦しい逃避行だったのか…かわいそうでなりません(≧∀≦)
二軒隣のお宅前の道路に落ちてたのを葉挿しにして2年。小さな植木鉢がひっくり返るくらい成長しました。葉っぱをもぎってさらに葉挿しにしました。
夕方図書室に行って『平家物語』を返し『保元・平治物語』と『義経記』を借りてきました。雲の向こうにお日様が隠れている美しい空に出会いました。