昔話を…

古典全集『義経記』を読み終えました。平泉での奥方とお子との安らかな生活は数年しか続かず…持仏堂にこもって自害する様は年末時代劇『源義経』に描かれるような感じだったのかな…『義経記』では奥方の家来に、奥方と若君と生まれたばかりの姫君を手にかけさせるという悲しすぎる最期…こんな昔の物語を読んで泣いてしまう私は相当の判官びいきだと我ながら思いました。

自害するということは、死に様を重んじる武士として敵に討ち取られず自ら人生を終えるという選択をしたという点が違うのだと思います…義経は自害したけど結局首をとられて鎌倉へ送られたのだから、死んでからそんな目に遭うとは、さぞ無念なことだっただろうな…悪者になってしまった泰衡も結局鎌倉に討たれて平泉は滅びました。あ〜無情な世界…

義経の最期の部分はいつか『義経記』原文を読んでみたいと思います。

 

Kちゃん送りから帰ってすぐに本を持って小学校の読書ボランティアへ。今日の本は『さんまいのおふだ』。読んだ後、揃ってあいさつしてくれるだけでも嬉しいのに、今日の担任の先生は子どもに感想を求めたり、お話に関するクイズを出したり、とても元気で楽しい先生でした。子どもたちも先生と話すの楽しいだろうな(^^) 長年読書ボラをやってきたけどこんな先生には初めてお会いしました!ほとんど振り向いてもくれない先生もありましたが…

 

午前はヨガ。今日は初めの20分ほど、ヨガについてのお話がありました。仏教との関連や宗教性といった興味深いお話でした。普段ヨガを運動かストレッチとしか感じていないことを反省しました。ヨガの教義や歴史など学ぶべきことはたくさんです(๑・̑◡・̑๑)

 

お昼を軽く食べて俳句教室へ。昨晩バタバタと捻り出した俳句にあれこれ難癖言われてもう噴火しそうでした。『こんなもん!』とまで言われたので『もうやめます』と言いたかった!よりよく直してもらうのはありがたいけど、作って行った俳句を跡形もなく変えてしまうのはひどい!

でも今日は金戒光明寺で読んだ俳句と短歌を認めてもらえたので何とか次に繋がりました。

『くろ谷に 京の守りや 秋の雲』

会津より 志もて 来たる人ら 都の冬に 郷里思うや』

『つわものの 出家の寺や くろ谷の かぶとを掛けた 松も残れり』(熊谷直実かぶと掛けの松)

 

帰りの車から真っ赤な夕焼けが!こんな時、歩いていたら立ち止まって沈むまで堪能できるのに…

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録画した『麒麟がくる』と『武蔵坊弁慶』を見て古典全集『義経記』の巻末解説を読んで今日もおしまい(*^^*)